Windows に msysgit をインストールして git 環境を作る

Windows に msysgit (Git for Windows)をインストールする。


環境
OS: Windows7 x64
Git: msysgit 1.8.4 x32


msysgit
http://code.google.com/p/msysgit/downloads/list

現在最新の
「Git-1.8.4-preview20130916.exe」
をダウンロード。

  • Select Destination Location (インストール先の選択)


そのまま(C:\Program Files (x86)\Git)

・Additional icons
┠ In the Quick Launch
┗ On the Desktop
→ショートカットアイコンを作成。デスクトップとクイック起動を選べる

・Windows Explorer integration
┠ Simple context menu (Registry based)
┃┠ Git Bash Here
┃┗ Git GUI Here
┗ Advanced context menu (git-cheetah plugin)
→ エクスプローラのコンテキストメニューにGitコマンドメニューを追加する

・Associate .git* configuration files with the default text editor
→ gitファイルをGit Bash上で実行するように関連付けする

・Associate .sh files to be run with Bash
→ シェルスクリプトファイルをGit Bash上で実行するように関連付けする

・Use a TruType font in all console windows (not only for Git Bash)
→ コマンドプロンプトで TrueType フォントを利用する設定

余計なものは入れたくなかったのですべてチェックを外した。

  • Select Start Menu Folder (スタートメニューの選択)


スタートメニューのフォルダ。そのまま「Git」で。

  • Adjusting your PATH environment (環境変数PATHの設定)

・Use Git Bash only
→ 環境変数PATHの変更はなし
・Run Git from the Windows Command Prompt
→ 環境変数PATHにGITが追加される
・Run Git and included Unix tools from the Windows Command Prompt
→ GitとUnix toolsの両方が環境変数PATHに追加される。
find.exeやsort.exeなどのWindowsツールを上書きするので注意。

環境変数PATHにgitコマンド、またはUnixコマンドツール群フォルダにパスを通すか選択する。

コマンドラインからgitコマンドを使用するので、2番目を選択してGitコマンドはPATHに追加した。
Unixコマンドツールも便利なので、利用するなら3番目を選択する。(curl,sshなど使える)



以下のパスが追加される。不要ならこれを消せばよい。

C:\Program Files (x86)\Git\cmd;
C:\Program Files (x86)\Git\bin;
  • Choosing the SSH executable (SSH選択)


「Use OpenSSH」を選択。

  • Configuring the line ending conversions (改行コードの変換の選択)


・Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings
→ チェックアウト時にLFをCRLFに変換、コミット時にCRLFをLFに変換。
Windows上でのクロスプラットフォームプロジェクトではこれが推奨("core.autocrlf"がtrue)。

・Checkout as-is, commit Unix-style line endings
→ チェックアウト時は変換なし、コミット時はCRLFをLFに変換。
Unix上でのクロスプラットフォームプロジェクトではこれが推奨("core.autocrlf"がinput)。

・Checkout as-is, commit as-is
→ チェックアウト時、コミット時ともに改行コードの変換なし。
クロスプラットフォームのプロジェクトではではお勧めしない("core.autocrlf"がfalse)。

最近のWindowsエディタは改行コードLFに対応されており問題なく扱えるので
変換しない一番下の「Checkout as-is, commit as-is」を選択。

この設定は後で変更可能。git configコマンドで行う。
http://git-scm.com/book/ch7-1.html または http://git-scm.com/book/ja/Git-%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%BA-Git-%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A の "core.autocrlf" 部分を参考。


※追記
実際にマルチプラットフォーム環境で開発を行ったが、改行コードCRLFとLFが混在しているのは気持ち悪いのでLFに統一したほうがよい。なのでここでは「Checkout as-is, commit Unix-style line endings」または「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings」を選択すべきだった。

コマンドで変更する

$ git config --global core.autocrlf true

確認

$ git config --global -l
  • インストール完了


スタートメニューに Git Bush と Git GUI が作成された。




追記:
ちなみに「Windows Explorer integration」でシェル拡張を入れると
アンインストールときに削除できなかった。

削除するにはコマンドプロンプトから以下実行。

64-Bit Windows

> cd "C:\Program Files (x86)\Git\git-cheetah"
> regsvr32 /u git_shell_ext64.dll

32-Bit Windows

> cd "C:\Program Files\Git\git-cheetah"
> regsvr32 /u git_shell_ext.dll

参考:
http://stackoverflow.com/questions/2459763/how-do-i-remove-msysgits-right-click-menu-options
http://d.hatena.ne.jp/namutaka/20100409/1270786312
http://d.hatena.ne.jp/satosystems/20120615/1339758075